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真冬の沖縄隊再び・・・⑰読谷村「やむちんの里」で [2017・2月沖縄本島]

読谷村の中央にある「やむちんの里」は、琉球ガラス、陶芸工房が集まっている地域。
まずは手前にあった、稲嶺 盛吉さんの「宙吹ガラス工房 虹」から見学をしましょう。
沖縄を代表する伝統工芸のひとつ琉球ガラス。
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真剣な表情で仕事に取り組む職人さん達、写真奥のテーブルに座った、白髪に黒いキャップ姿の男性が稲嶺盛吉かと思います。
皆さん作業の真っ最中、扱っているのは熱したガラスだけに一時として気がぬけない。声をかけるなんて雰囲気は当然ありません…。

その稲嶺盛吉さんが設立したのが「宙吹きガラス工房 虹」。
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工房の奥にあるギャラリー、工芸館と・・・独特の作風でもって全国に向けて、そして国外へも、琉球ガラスの世界を発信。
盛吉氏、息子さんである盛一郎氏の作品をはじめとする多彩な器が展示販売されてます。
廃ビンのガラスを利用し、様々な技法を生み出した独特の作風の工房です。
稲嶺盛吉さんの技法を受け継ぎながら、数人の職人さんたちの力で、新しい琉球ガラスの可能性を追求し続けているとか。

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個々の琉球ガラスがコンクリートの壁、塀のアクセントとなっていてオシャレだわ。
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それぞれがそれぞれに光を集めて、その輝きを見せてくれる。空や雲や海、大自然の色を眺めるような気持ちで作品が楽しめます。

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ひとつ、ひとつ、個性を感じるプレートやカップは、ほぼ一点ものばかり。

※琉球ガラスとは:::。
琉球ガラスは、沖縄県内で作られる「宙吹き」や「型吹き」という「吹きガラス」の技法を用いて作られるガラス工芸のこと。
沖縄で初めてガラスが作られたのは明治時代。
長崎や大阪からやってきた職人によって技術がもたらされたと言います。

琉球ガラスの原料は大きく分けて、廃ビンを利用した再生ガラスと原材料を使用した原料ガラスの2種類があります。
再生ガラスは少し厚ぼったい作りであったり細かい気泡が入っていたりしますが、そのような風合いがかえって温かみのある素朴な雰囲気を出し、多くの人に好まれているのです。
また原料ガラスは透明感があり色鮮やかな点が大きな魅力。
沖縄らしい色合いや、ガラス独特の光の加減が美しい雰囲気に仕上がっています。

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全体的に泡に覆われた、独特の清潔感を持たせた稲嶺盛吉氏のオリジナル作品。
この現代の名工は、作品作りの中に常に新しい物を追いかけ創作するエネルギーを持ち、独特の作風で幅広く沖縄のガラス工芸を知らしめているのです。

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生活の中に手作りのガラスを取り入れる暮らしに憧れはあるけれど・・・。どれもお高い!
訪問したからと言って、簡単に買い求められるものはありません。

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真っ赤に燃える火の中でガラスを吹く職人さん達。その後は、台の上で吹き棒を回して、そこにお弟子さん達かしら、色違いのガラスを少しずつ足していく。そんな連係プレーが興味深く、長時間眺めてしまっていました。

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現代の名工とガラスの世界=芸術が生まれる工房を、思いがけず目の前にしたこの場所。
しかし激しさを増す雨、ぬかるむ道路と・・・村内の肝心の陶芸家が集中している「やむちんの里」へは行かないでしまったのだった。
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