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福岡・山口紀行・・⑧萩市の産業遺産群を巡る [2017・10月九州・福岡~山口]

西洋から非西洋への産業化の移転が成功したことを示す「明治日本の産業革命遺産」の指定。
萩の産業遺産群・・・時代順には1番目のエリア萩城下町、萩反射炉、恵美須ヶ鼻造船所跡、大板山たたら製鉄遺跡、松下村塾で構成されているそうです。

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日本の道100選にも選定された、城下町ならではの景色の残る「菊屋横町」。

萩と言えば・・・瓦屋根をのせた白い塀がどこまでも続く・・・萩城下町。
海に突き出した「指月山」には毛利元就の築いた萩城跡があり。。城の外堀から外側に広がる城下町の町筋は碁盤目状に区画され、中・下級の武家屋敷が軒を連ねていた。
現在の旧市街地にもなまこ壁、石垣の続く武家屋敷。そこへ萩焼の店、町家を利用したカフェ等点在するものの・・・。町筋はそのままに、往時の面影をとどめている。
御成道に面して藩の豪商、江戸屋、伊勢屋、菊屋の商家が並んでいたため、横町にはそれぞれの名が残るのだと言います。
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徳川幕府における封建社会の特徴を示した城下町の様相を現在へ残す、萩の歴史的な街並みの見事さには驚かされます。200年以上もの時を経て、当時のままでいる事実!!
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幕末の風雲児・高杉晋作、その誕生地は南側半分のみ公開されており、産湯に使ったと伝えられる井戸や自作の句碑がありました。
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「高杉晋作誕生地」の近くにある「晋作広場」、平成22年10月に建立された「高杉晋作立志像」。

※天保10年(1839)萩藩大組士、高杉小忠太の長男として生まれた高杉晋作。藩校「明倫館」に通う一方で松下村塾へも通い、久坂玄瑞と並んで「松門の双璧」と称されました。
文久2年(1862)清朝中国の上海を視察。
イギリス、フランス、アメリカの租界地の広がる・・・半植民地の状況を目のあたりにし、危機感を抱いた晋作は身分を問わない我が国初の軍事組織「奇兵隊」を結成。
討幕戦を勝利へと導きましたが、慶応3年(1867) 結核のため27歳の若さで世を去りました。

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萩を代表する特産品と言えば「夏みかん」。城下町エリアでは、白壁や土塀の上に夏みかんの青い実が生っている光景は付きもの。
明治維新の後「禄」を失った士族救済の為始められた夏みかん栽培、そうして萩の特産となった・・・夏みかんの収獲は5月上旬に行われるとか。

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産業革命の担い手を育成した幕末の長州藩の・・・・上級武家地、町人地の封建的町割りが良好な状態で残る。その様子から地域社会における、政治・行政・経済の明確さが見てとれます。
その面影を求めて、サラリと散策。
長州藩士として討幕に努め、薩長同盟を推進。明治維新への貢献から、西郷隆盛・ 大久保利通と共に「維新三傑」の一人とされた桂小五郎=木戸孝允旧宅は見学せず。

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長州藩は積極的に西洋の技術を勉強、試行錯誤を繰り返しつつ国の産業の近代化に挑戦した・・・。

※幕末の時代に地方の一藩に関わらず、自力で目指した「日本の近代化」への道をたどってみる事に。
反射炉の遺跡「萩反射炉」は、西洋式の鉄製大砲鋳造を目指した長州藩が安政3年(1856)に建設した金属溶解炉。
鎖国状態の江戸時代にあって大陸に近い西南雄藩は、清国のアヘン戦争での敗北、黒船来航にも大いに危機感をもち海防の強化に取り組みます。
わずかな蘭書の知識を頼りに、自力で射程距離の長い鉄製大砲や大型の軍艦を建造。
鉄製大砲を建造するには、衝撃に弱い硬い鉄を粘り気のある軟らかい鉄に溶解する必要があり、その装置として反射炉が用いられました。
高さ10.5mの煙突にあたる部分が残っているだけながら、現存するは・・・静岡県伊豆の国市「韮山反射炉」、鹿児島市の「旧集成館」、萩市の3ヶ所と言います。
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石段を少し上った先に位置するだけに、振り返ると日本海が望めました。

次に向かった「恵美須ヶ鼻造船所跡」。
この場所は軍備、海防力の強化を目的に、安政3年(1856)設けられた造船所の遺跡で、幕末「丙辰丸」「庚申丸」という2隻の西洋式帆船を建造しました。
丙辰丸はロシアの技術、庚申丸はオランダの技術が用いられており、このように2つの異なる技術による造船がひとつの造船所行なわれた例はない、また幕末に建設されたもので唯一遺構が確認できる点も評価のひとつの基準のようです。
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150年の時を経て大規模な防波堤が残るのみながら。。今に残る「世界遺産群(明治日本の産業革命遺産)」・・・選ばれたエリートとは言え、あの時代のサムライ達の強い使命感、冒険心を併せ持つ「若い力」が、新しい国を創造したのでありましょう。

道の駅「萩しーまーと」も、少しだけ覗いてみました。
真っ先に目に付くのは・・・新鮮な魚類たち、食べたい!でも量が多いです。な~んて言わないで、ここで買って食べておいたら良かったかも。だってこの後の夜は、ヒドかったのですもの[バッド(下向き矢印)]
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萩名産の夏みかんはジュースやジャムに加工、みかんジュース、夏みかんのゼリー・・・と加工品が沢山並んでいました。
買ってきたのは、山口県立西市高等学校のマーマレード、高校生の作ったマーマレードは思いのほか美味しかった[るんるん]
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一瓶はこっちゃんか、母へのお土産にと思いながら・・・簡単に食べきってしまい、結局どちらも私のお腹に入ってしまったと言う。
他にサイズが小さくて青い、小ミカンのオレンジピール。←珍しい・・・と思いつつ、購入をためらったのは失敗でした。秋の限定となる珍しい商品だそう。迷ったら、買い!が原則なのに・・・トホホ

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